登山後にストックを長時間持っていたことで両手がしびれるのは、いくつかの原因が考えられます。

考えられる理由

  • 神経や血管の圧迫
    ストックを強く握り続けることで、手首や手のひらの神経・血管が圧迫され、一時的に血流が悪くなりしびれが出やすくなります。
  • 前腕や肩の筋肉疲労
    登山中は体を支えるため前腕・肩に力が入り続け、筋肉の緊張が神経を圧迫してしびれにつながることがあります。
  • ストラップの締め付け
    ストックのストラップが強く食い込んでいた場合、手首や前腕の血流を妨げていた可能性があります。
  • 末梢神経の一時的な障害
    正座後に足がしびれるのと同じように、手の神経が一時的に圧迫されて感覚が鈍った状態です。

対処方法

  • 休息と手のマッサージ
    手首を回したり、指を開いたり閉じたりして血流を促進します。前腕を軽くもんで緊張をほぐしましょう。
  • 手を心臓より高い位置に上げる
    血流を戻しやすくなり、しびれが軽減します。
  • 温める
    血流改善のために、温かいお湯で手を温めるのも有効です。
  • ストレッチ
    前腕や肩のストレッチで筋肉の緊張を和らげます。

予防方法(次回の登山に向けて)

  • ストックの握りを強くしすぎない
  • ストラップを適度に調整して食い込みを防ぐ
  • ときどきストックを手から離してブラブラさせる
  • 握力に頼らず、ストラップに体重を預ける持ち方を練習する

⚠️ ただし、しびれが長時間(数時間以上)続いたり、感覚が戻らない・力が入らないなどの症状がある場合は、神経障害や血管トラブルの可能性もあるため医療機関の受診をおすすめします。

ご自身の場合、しびれはどのくらい続いていますか?⏱

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