Chrome拡張機能を公開するには、Google Chrome Web Storeに登録する必要があります。初心者向けにステップバイステップで解説します。
ステップ 1: Chrome Web Store デベロッパーアカウントの作成
まずはChrome Web Storeに拡張機能をアップロードするために、Googleアカウントが必要です。
- Googleアカウントを作成またはログイン
- すでにGoogleアカウントをお持ちであれば、次のステップに進んでください。ない場合はこちらから新しいアカウントを作成してください。
- Chrome Web Storeデベロッパーダッシュボードにアクセス
- Chrome Web Storeデベロッパーダッシュボードにアクセスします。
- デベロッパー登録料の支払い
- デベロッパーとしての登録料($5)を支払います。これは一度限りの支払いです。
- 支払い後、デベロッパーアカウントが有効化されます。
ステップ 2: 拡張機能の準備
Chrome拡張機能をアップロードする前に、次のファイルが必要です。
- 拡張機能のZIPファイル
- すべてのコード(
manifest.json
、HTML、JavaScript、アイコンなど)をZIPファイルにまとめます。ZIPファイルは、拡張機能のフォルダ全体を圧縮したものです。
- アイコン
- アイコンファイルは拡張機能の視覚的な表現で、いくつかのサイズが必要です(16×16, 48×48, 128×128ピクセル)。
manifest.json
内でこれらのアイコンを指定します。
- 説明文
- 拡張機能の機能や特徴を簡潔に説明する文章を用意します。これがChrome Web Storeで表示されます。
ステップ 3: Chrome Web Storeに拡張機能をアップロード
- デベロッパーダッシュボードにログイン
- 支払いが完了したら、デベロッパーダッシュボードにログインします。
- 新しいアイテムのアップロード
- 画面右上の「アイテムを新規登録」をクリックします。
- ZIPファイルのアップロード
- 先ほど作成したZIPファイルをアップロードします。
- 詳細情報の入力
- 「タイトル」と「説明」を入力します。これらは拡張機能のページに表示されるため、わかりやすく記述しましょう。
- アイコンやスクリーンショットなどの視覚素材も追加します。
- カテゴリの選択
- 拡張機能がどのカテゴリに属するか選択します。
- プライバシーポリシーの追加(必要に応じて)
- 拡張機能がユーザーデータを扱う場合は、プライバシーポリシーを追加する必要があります。
ステップ 4: 拡張機能のテストと公開
- 拡張機能のテスト
- Chrome Web Storeにアップロードする前に、ローカルで十分にテストを行いましょう。
- Chromeブラウザの「拡張機能」ページ(
chrome://extensions/
)に移動し、右上の「デベロッパーモード」をオンにします。 - 「パッケージされていない拡張機能を読み込む」をクリックし、拡張機能のフォルダを選択してテストします。
- 公開リクエストの送信
- すべての情報を入力し終わったら、「公開リクエストを送信」をクリックします。
- Googleが拡張機能を審査します(通常数日かかります)。
- 公開
- 審査が通れば、Chrome Web Storeに拡張機能が公開されます。
ステップ 5: 拡張機能の管理と更新
- アップデートの公開
- 拡張機能に変更がある場合は、再度ZIPファイルを更新してアップロードし、新しいバージョンを公開できます。
- レビューとフィードバックの確認
- 公開後はユーザーのレビューやフィードバックを確認し、定期的に改善を行いましょう。
これでChrome拡張機能を公開する準備は整いました!世界中のユーザーに向けて、拡張機能を提供してみてください。