プロジェクト内の「新しいチャット」を起動した場合、過去のチャット内の会話(テキストのやり取り)は自動で引き継がれません。 [1, 2]
新しく開いたチャットは完全にクリーンな状態からスタートします。そのため、効率的に作業を再開するには簡易的な引き継ぎ書(まとめ)を作って新しいチャットに読み込ませる方法がベストです。 [2, 3, 4]
プロジェクト機能の仕様と、スムーズに会話を移行する具体的な手順を解説します。
1. プロジェクト内で引き継がれるもの・設定
プロジェクト内の新しいチャットでは、会話履歴そのものは消えますが、以下の「プロジェクト共通の設定」は最初から引き継がれます。 [5]
- プロジェクトの指示 (Custom Instructions): 設定したペルソナや出力ルール。
- 情報源 (Files): 知識ベースとしてアップロードしたファイルやドキュメント。
一方で、「これまでのチャットの中で固まったアイデア、決定事項、修正されたコード」 などは、新しいチャットのAIは覚えていません。 [6]
2. 「引き継ぎ書」の作り方と手順
チャットが重くなった(動作が遅い、以前の指示を忘れ始めた)時は、同じチャット内でAIに引き継ぎ用の文章を出力させます。 [7]
ステップ1:古いチャットで「引き継ぎテキスト」を作る
古いチャットの最後に、以下のプロンプトを入力して送信します。
プロンプト例:
「このチャットが長くなり重くなったため、新しいチャットに移行します。これまでの会話の文脈を次のチャットに完璧に引き継ぐための【引き継ぎ用まとめ】を出力してください。
特に以下の内容を含めてください。
- プロジェクトの現在の進捗・ステータス
- これまでに確定した仕様・決定事項
- 現在直面している課題や、次に行うべきステップ」
[8]
ステップ2:新しいチャットを起動して読み込ませる [3]
- プロジェクト内で「新しいチャット」を開きます。
- ステップ1でAIが出力したまとめをコピー&ペーストし、以下の指示と一緒に送信します。 [4, 9]
プロンプト例:
「以下の【引き継ぎ用まとめ】を読み込んで文脈を把握してください。理解できたら、次に行うべきステップについてあなたの提案から会話を再開してください。【引き継ぎ用まとめ】
(ここにコピーした内容を貼り付け)」
💡 さらに効率を高める応用テクニック
- 引き継ぎ書をプロジェクトの「情報源」にする:
もしそのプロジェクトの会話が今後も何度も重くなりそうであれば、AIに作らせたまとめを.txtや.md形式のファイルで保存し、プロジェクトの「ファイル(情報源)」として直接アップロードしてしまうのも手です。そうすれば、新しいチャットを立ち上げるたびにコピペする手間すら省けます。 - 会話の途中で試したいことがあるなら「分岐(ブランチ)」:
これまでの会話の「途中(特定のメッセージ)」から別のパターンを試したい場合は、前述の「分岐(ブランチ)」機能を使うことで、その時点までの文脈をすべて維持したままプロジェクト内に別スレッドを作成できます。 [3, 5, 10, 11, 12]
